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  3. 面接官の告白! アンケートから見る企業が欲しい人材とは?

調査内容

掲載日:2015/07/27

概要

 今年5月21日に開催された「DODA転職フェア(大阪開催)」にどれほどの企業が参画したか、ご存知でしょうか。業績が上向く企業の求人増加を反映してか、過去最多の185社の企業が転職フェアへ出展しました。企業間で採用の競争が激化しているのは言うまでもないでしょう。

 少しでも良い人材を採用したい企業と、少しでも良い企業へ転職したい求職者。「良い」の定義は人によって考え方は違いますが、果たして面接官は、今どのような人材を求めているのか、今回は企業目線に立って調査してみました。

目次
調査対象者 22歳~35歳の男女
雇用形態 中途採用経験がある方
調査期間 2015/04/08~2015/04/22
調査方法 外部機関によるインターネット調査
有効回答数 78件(男性:33件/女性:45件)

面接官は、何を見て、何を感じ、どんな判断をしているのか

 現在、採用の現場では二極化が進み、内定をいくつも獲得する人とそうでない人が顕著に現れています。これはなぜ起こるのかというと、「企業の目線に立って物事を考えられているかどうか」でその差が生まれてくるのだと思います。

 どんなに前職で誇れる実績・経験があろうとも、その転職先企業に対して、「相手が求めている人材」とコチラ側が思わせないと不採用にされる可能性は高くなるでしょう。

 面接官が見る目がなかったのではなく、他の人よりもあなたにその企業への期待感が少なかったのかもしれません。この「期待感」については、後半で述べます。

 なお、今回、皆様に人事担当者の生の声を届けるべく、フリーワード形式の質問項目を多くしました。

面接官の考えを少し理解してみよう

 面接が上手くいかない人には、よく「面接官の立場」になって考えてみようとアドバイスしています。つまり、どんな答えを求めているのか意図を汲み取ることが出来れば、おのずとこちら側から何を返せば良いか分かるはずです。


今、抱えている課題は何ですか。(複数回答)

今、抱えている課題は何ですか。(複数回答)

中途採用で一番抱えている課題は何ですか。(一つ選択)

中途採用で一番抱えている課題は何ですか。(一つ選択)

中途面接で一番重要視するポイントは何ですか。(フリーワード)


  • ・採用の背景をきちんと理解しているかどうか
  • ・長所・短所を自分の言葉で説明できているかどうか
  • ・仕事以外で、関心のあるニュースや出来事を聞く。情報収集力や感度を確かめる。
  • ・自分を客観的に把握・認識出来ているかどうか確認するため、「周りからどんな人間と思われているか」を質問する。
  • ・仕事で「人にここだけは譲れないこと、もしくは考え」を聞く。入社後のイメージを膨らます。
  • ・具体例を交えて、達成感を感じた瞬間を聞く。成功体験から、モチベーションや志向性を見る。
  • ・「今までの経験・スキルを当社でどう活かしたいか、またどんなことに挑戦したいか」は絶対に聞く。明確に答えられない方が多数。
  • ・身に付けたいスキルを最後に聞く。若手をメインで採用しているので、向上心や成長意欲があるかを見る。
  • ・転職先を選ぶ基準。その基準を満たした上で、当社が選択肢として入っているか、妥当性を見極める
  • ・なぜ、当社なのかを冒頭で聞く。当社の独自性や強みをしっかりと理解しているか。

さすがに、こんな書類は通せません。

 時間がないとどうしても、インターネット上に転がっている職務経歴書サンプルをコピー、応用しがちです。採用・不採用の判断に大きく影響するものですので、応募先に合わせて書き分けましょう。


中途採用プロセスで一番大変な事は何ですか。(フリーワード)


  • ・応募書類(履歴書・職務経歴書)の確認
  • ・担当責任者、役員との日程調整
  • ・採用目標の策定
  • ・採用予算を達成すること
  • ・個人情報の管理
  • ・人材紹介会社との折衝業務
  • ・入社手続き
  • ・採用活動の検証
  • ・意図した人材が集まらない
  • ・外国人従業員の採用

職務経歴書・履歴書で、思わず「良いな」と思ってしまった事はありますか。(フリーワード)


  • ・今までの経験・スキルをどのように活用できるか、具体的に記載があったので、入社後のイメージが湧きやすかった
  • ・営業目標未達の時に、しっかりと自分の非を認めて書いてあったこと
  • ・目標達成するために、アクションプランが書かれていたこと
  • ・フォーマットがカスタマイズされていて、当社のメイン事業を例に、「私だったらこうする」という項目が設けてあった
  • ・自分なりに、当社の強みと弱みを書き出し、挑戦したい事が具体的に書いていたこと

職務経歴書・履歴書で、思わず「ダメだな」と思ってしまった事はありますか。(フリーワード)


  • ・「株式会社サンプル」という文字が文中に入っていた
  • ・誤字脱字が多い
  • ・時系列がバラバラで、矛盾がいくつかあったこと
  • ・スキルについて質問すると、相違があった
  • ・志望動機の欄に、以前に面接したであろう社名のままになっていて、使いまわしだと分かったとき
  • ・面接時に、「最新の書類です」と手渡されたとき

職務経歴書や面接でアピールしてほしいのは、ズバリこれです。

 質問と回答を丸暗記するだけでは、面接を乗り切ることはできません。 採用の裏側までしっかりと理解することが成功への近道です。


面接のときに、一番判断材料となることは何ですか。(フリーワード)


  • ・当社を選ぶ基準を明確に答えられること、当社でなければいけない理由がある
  • ・入社後の成長イメージを自分なりに、描けていること
  • ・(アイスブレイクのときに)当社の代表的なサービスや商品について質問し、最低限の知識は持ち合わせているか
  • ・この業界の今後について問う(先見性があるか、情報収集や自分なりの解釈があるか)

※ 問3と質問内容が重複することもあり、回答が十分に集まりませんでした。


求める人物像とは何ですか。(フリーワード)


  • ・苦楽をともに出来る人物
  • ・熱意・情熱のある人物
  • ・企業姿勢に共感できる人物
  • ・思考停止しない人物
  • ・情報感度が高い人物
  • ・やり遂げる力がある人物
  • ・自発性、協調性のある人物
  • ・苦境でもベストを尽くす人物
  • ・積極的なコミュニケーションが取れる人物

編集後記

 「期待感」とは一体なんでしょうか。新聞社を例にすると、購読者数の減少が課題だとした時に、開口一番に解決方法として「スタンド売りや事業所購入を増やしましょう」と言ってしまったら、おそらく不採用となってしまうでしょう。

 もしかしたら「インターネットとの棲み分け」「20代若手」などのキーワードを連想させるような回答が出れば、また結果は違ったでしょう。その企業・業態の課題を仮説でも良いので持っていると自分に対する人事担当者の目線が変わってくるはずです。

 つまり、「期待感」とは「共通認識を持っているかどうか、またそれを解決する術をもっていそうか」だと思います。

 冒頭で、「企業の目線に立って物事を考える」事が重要とお伝えしましたが、もし「面接で何を質問されるのだろう」という疑問を抱いている方がいらっしゃるのであれば、もう一度、その企業・業態の理解度を深める事をオススメします。

 世の中の企業で、「課題」を持っていない企業はいないわけで、その課題を解決するために「あなた」が必要で、それを企業は求めています。

 面接では、少しでもその課題に対して触れ、自分だったら何が出来るかを説明する必要があるでしょう。今転職しようとしている会社であなただったら何をして、どのように課題解決しようと思いますか。

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